Bagby Hot Springs
アメリカ生活に慣れてしまうとお風呂はシャワーだけで済ませてしまうのに抵抗がなくなってくる。それでも、冬の寒い日には「温泉に行きたい!!」と思ってしまうのはやっぱり日本人。Bagby温泉はポートランドから行ける数少ない近場の温泉の一つ。温泉が恋しくなった時にはぜひ足を運んでほしい。
この温泉は3つのバスハウスから成り立ち、周りを大きな木々に囲まれた敷地に静かに存在している。建物は全て木造でぬくもりがある感じだ。手前の一番大きなバスハウスが一番古く、1979年に火事で一度焼かれてしまったが、1984年に再建された。広々とした空間に直径6フィートの円形型湯船と火事で焼け残ったヒマラヤ杉の木をくりぬいた細長い湯船が3つ並んでいる。半分だけの屋根から空が見渡せ、露天風呂の感覚である。隣接しているバスハウスはプライベート用。火事で焼けた初代のレプリカで、完全に屋根がかかった細長い湯船がある個室が5部屋並んでいる。反対側にあるバスハウスは新しく増設されたもので、直径6フィートの円形型湯船のみの露天風呂となっている。
Bagby温泉は非営利で運営はボランティアに任されている。なので、ここでは温泉客ではなく“利用者”と言う方が正しい。温泉に来る人は自分で湯船に湯をためて温度調節しなくてはならない。とは言っても、源泉からお湯がパイプで引かれているので、流れを止めている石や木の栓を抜けば簡単に湯船にお湯がはれる。ただ、一つのパイプから全ての湯船にお湯が供給される仕組みになっているので、他にもお湯を使っている人がいないか周囲に配慮することを忘れずに。適当なサイズの石や木の枝を見つけてきて流れを調節しよう。温度調節用の水はボランティアによって浴場のすぐそばの桶にためてあるので、バケツで必要な分だけ汲んで自分の湯船に持っていく。水が用意されていない場合は敷地を流れる川まで行って汲んでくることができる。
脱衣室などと言う洒落たものはなく、シャワーや洗い場などと言うものもない。湯船のわきのベンチに荷物を置いて、その場で着替える。混浴だが水着を着る必要もなく、日本式に裸で温泉に浸かっても良い。利用者はみんなリラックスしていて、自然の中の共同温泉、というのがいい表現かと思う。空いている日には何時間でも満足のいくまで湯船を占用してしまうことも可能。
寒い日に湯気のもうもうとした露天風呂にゆっくり浸かって本を読んだり、家族や友人と会話を楽しみながら、心も体もすっかり芯からリラックスしてみてはいかがですか?
行き方:ポートランドから車で1.5‐2時間、Hwy224に沿ってEstacadaを過ぎ、Mt. Hood国立公園の中をさらに進んで、Bagby Hot
Springsのサインに従い46号線へ。3.5マイルほどしたら63号線へ右折し、さらに3.5マイルほど進んで70号線へ右折。6マイルほど進むとトレイルの入り口に到着する。国立公園内なので駐車には$5必要だ。温泉は駐車場から小川沿いの山道を1.5マイルほど入ったところ。
注)駐車場は盗難が多いらしいので、車内に貴重品は残さないこと。
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